
夕方の弘明寺。
京急弘明寺駅の東側から横浜市営地下鉄の弘明寺駅までの間、アーケードのある弘明寺かんのん通り商店街になっている。
その商店街に入る手前で、渋い構えの中華料理店 天華をみた時、商店街を一通り見たら、多分ここに来るんだろうなと、うっすら思っていた。
商店街を、反対側の横浜市営地下鉄の弘明寺駅側まで歩いてみる。
昼飯食べそびれて、すっかり夕方だよ…昼飯でもなく夕食には早すぎる微妙な時間。昼間通し営業しているところを探して何か食べるか…
あ、そうだ。さっき商店街入る前に見た天華があったな…そこを目指すか。
…来た道を戻っていたところ。
いや、待て待て待て…それを超えてきたな。
商店街の中なんだけど、川を跨ぐ観音橋の近く。
中華料理の廣州亭。


うぉ〜これはいま営業してるよね。中の様子分からね〜
暖簾が出ているわけではないが、店内の照明はついているし、入口扉に営業中のプレートは出ているので入れはしそうだ。
サンマーメンが本日400円…まじか、これは魅力。しかも、昭和レトロを感じて食べられるのか(ま、外観で概ね理解出来るが)。
ちょっと気合を入れて、扉を開ける。
なるほど…いい感じにかなりの激渋ですな。昭和そのものを感じるには十分だ。
4人掛けテーブル席が6つ、中央に4人掛け丸テーブルが2卓の配置。
店内には、丸テーブルで食事をする客が1人。
テレビを眺めていた、エプロンをした背の高い男性がゆっくりと近づいてくる。
メニューを置いて、言葉を発することなくこちらからの注文を待つ。注文を受けた後、頷くこともしなかったが、しかと承ったという感じで冷えた瓶ビール(中500円税込)を出してもらう。

そこまでは良かったんだけど…どうした?どうしてすぐ厨房に入らないんだろう?ホバリングが続く。
そうこうしている間にも、食事をしていた客も席を立ち、トイレかで姿を消すし…先に先客の勘定を済ませようとしているのかしら。
「!」
その先客のおっちゃんが作るんかい!(笑)
いや、それは全然いいんだけど、休憩中だったってことでしょ。逆に、ご飯の途中だったので申し訳なかったなぁ。
シウマイ(450円税込)。
肉団子なほど肉肉な味わい。脂のほんのり甘みとコクがありながら、でもさっぱりいけるんだよな。美味しいな〜

そして、サンマーメン。
通常は500円なんだけど扉の張り紙に偽りなし、確かに400円(税込)だったよ。
この器、直径は通常のラーメン鉢より小ぶりなんだけど、逆に堀が深いくて可愛いフォルム。
刻みチャーシューに、もやし、しいたけ、キクラゲ、キャベツ、人参、ピーマンとお野菜たっぷり。餡かけな感じかなと思ったけど、粘度浅め。スープのほのかな優しい甘みがおいちー
野菜に負けず、麺もかなりかっつり。加水率低めの中細のストレート麺をやわ茹でで。
あかん、この内容にしては安すぎるよ。他のものも色々食べたかったな、また機会があれば来よう。
気になる人は是非〜
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:廣州亭
場所:横浜市南区大橋町3-66
時間:9:00〜21:00