大阪梅田、場所は西梅田になるかな・・・HERBIS PLAZA ENTの裏手路地。
国道2号線からだと、桜橋交差点の一つ西側の路地を入ったところ。
ガンガンに高い建物が林立する中に、時計台をもつレトロな雰囲気を醸し出す商業ビルがポツンと。
今回は、このビルの中にあるお店を目当てにやってきた。
浪漫倶楽部ビル、このビルの形状もあって隠れ家的な感じで、これまで何度か来たことあるけど、中に入ると色んな飲食店が入っているんだよね。
奥に進んで黄色い壁が目印。
美味しいカレーが食べたくてやってきたのは、
「熟成とんかつマンマカリー」だ。
店の外からも、スパイスの香りがグングンくるね。
中に入ると、カフェのようなカジュアルな雰囲気。なんだか至るところにバナナがぶら下がってるし・・・右手にカウンターで3席、左手奥にもカウンターで3席、あとは2人がけテーブルが4つほど。
濃厚でコク深い欧風カレーなのね・・・マンマカリー(700円)、10種の野菜カリー(900円)、ロースカツカリー(950円)、ヒレカツカリー(1050円)等等。悩むなぁ~、どのトッピングも魅力だな。
おし、ロースカツカリー(950円)にして、トッピングつけようかな。
トッピングに選んだのは、おゴージャスに、広島産大カキ(1個150円)、エビフライ(1尾200円)、栗豚ウインナー(1本100円)を。
こちらのお店は券売機スタイルではなく、席についてから注文を伝えるんだけど、支払いはカレーが出て来る前に支払いを済ませるようになっている。
今回はトッピングに注力したので、ご飯は並(250g)にしているけど、こちらのお店では量が選べるようになっていて、大盛り(約350g)も小盛り(約180g:生卵orハーフチーズ トッピング付)も、同じ料金で選べるよん。
さ、キャベツのピクルスも準備万端なので、早速いただこう。
ぬおっ!バナナ!
口に入れた瞬間にフルーティ満載、いや、バナナ感がすごいわ(笑)たっぷりのフルーツを使うことで、自然な甘味がでてくるのね。店内にバナナぶら下がっているのも意味があったかー。でも、フルーティな甘味だけじゃないわね、玉ねぎも。もちろん淡路島産のものを使っているんだけど、専属農家さんの厳選玉ねぎを使うこだわりよう。
味のベースとなるダシは毎日、朝引き鶏と香味野菜を6時間かけて丁寧に作られているし、使うスパイスは必要なものだけを焙煎して挽くので香りにもこだわる。ルーは2度寝かして熟成もさせる。
甘味やコクはもちろん、後追いのヒリリも程よくて美味い!
お!ロースカツめちゃウマ。
とんかつは25日間熟成された三元豚、結構厚め(2cm)にカットされているんだけど、これが絶妙な火の通り具合。
下味もしっかりついているし、なんとも熟成による旨みがぎゅっと詰まったお肉は、しっとり柔らかくて肉肉しい。
フライの衣がとてもサクサクで軽快、まったく脂っぽくなくてスナック感覚で食べちゃう。
とんかつ以外のトッピングも旨し。
そそり立つ海老は、ぷりっとふかっと食感がたまらない。大きい海老なので食べごたえも十分。
牡蠣がめちゃくちゃ香りいい。この大ぶりは価値あるわぁ。
そして、栗豚ウインナー、これもなかなかいいぞ。肉の旨味がグイグイ前に出てくるんだけど、脂の甘みとコクがすごい。
お米も、滋賀の阿辻農園のコシヒカリをガス釜で炊き上げているんだそうな。
今回、色々トッピングしちゃったので、それなりの料金にはなったんだけど、このお店のコンセプトがとても良いいんだよね~
安さだけ求めるならチェーン店に行けばいいし、高くて美味しいのは当たり前。美味しいカレーを作るには手間隙がかかるというのに、「安くて美味しいカレー」という、そんなパラダイスな話を実現するお店なんだよね。
これだけこだわっているのに、この料金は確かにすごいよね。素晴らしい。
ご馳走でなく、いつでもおいしいカレーが食べられるお店。
気になる人はぜひ~
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:熟成とんかつマンマカリー
場所:大阪市北区梅田2-4-43浪漫倶楽部ビル1F
時間:11:00~16:00(L.O.15:30)、17:30~21:00(L.O.20:30)
土日祝はランチのみ
電話:06-6459-7725