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C級呑兵衛の絶好調な千鳥足

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2018年 06月 13日

池田のうどん「吾妻」

桜田門外の変があんなにあっさり扱われるのか・・・てきとーに大河ドラマを見ててぼんやり思ったんだけど、そんな時代のお話。
あったんだよね、その頃に池田にうどん屋が。阪急池田駅から国道176号線を北上し、西本町交差点。
元治元年(1864)創業、麺処「吾妻」だ。
大阪で最も古いうどん店として有名だよね。うどんや蕎麦そのものは、もっと昔からあったけど、こうして店舗として営業を続けていることはとっても貴重なことなんだねー
国道の拡張整備やマンションやら、店舗を取り囲む状況は変化するけど、外観も内容もできるだけ昔のままに・・・いやー、渋い構えですな。

池田のうどん「吾妻」_e0173645_07401732.jpg

うどんが有名ではあるんだけど、麺処なので、もちろんお蕎麦もあるぞ。奇抜なメニューがあるわけではなく、オーソドックスなきつね・たぬき(600円)をはじめ、肉うどん・そば(750円)や鴨なんばうどん・そば(900円)等等。

有名というのが、いわゆる「ささめうどん」と呼ばれるもの。

実は「ささめうどん」そのものは歴史は浅く、それこそC級呑兵衛が生まれて以降に出来たものなんだよね(え?何歳か知らん?)。それがなぜ有名かというと、谷崎潤一郎夫人(谷崎松子)が、これを食べて(当時「吾妻うどん」)、そう名づけてはどうかと言ったとか。
『細雪』は昭和18年の作品で、実は夫人もこの作品のモデルの一人なんだよね。そのあたりから「ささめうどん」なんだろうけど・・・なんで、うどん食べてそんな話になったのかは、よく分かんないけど(笑)

それは、そういう話があったということにとどめておいて、肝心のおうどんを。
「ささめうどん」(700円)単品だけど・・・大盛り(100円)にしたろ。
しばらくすると、堀の深いどっしりとした鉢がやってきた。

池田のうどん「吾妻」_e0173645_07402192.jpg
ささめうどん(細麺)のあんかけうどん。
おうどんにしてトッピングが充実だ。あんかけ必須アイテムのおろし生姜をはじめ、きざみあげ、かまぼこ、三つ葉、すりごまに、塩こんぶがのっている。
池田のうどん「吾妻」_e0173645_07402435.jpg
ん~ダシの風味が際立ってますなぁ。
おダシは、真昆布に鰹や鯖など数種類の節で仕上げたもの。これがあんかけになっているもんだから、細麺とメチャ絡み、風味も一層堪能できるというわけ。

細麺は、表面つややかにつるっと喉ごしよろしく、いい弾力とコシがグー。
大阪うどんな感じで、せっかちな関西人に合わせて、茹で時間を短くするために細麺になっているんだね。

池田のうどん「吾妻」_e0173645_07402715.jpg

大盛り・・・結構、量あったな(笑)
あ~、お腹いっぱい。
昔ながらの店構えで、うどん・そばをすすりたい人はぜひ~

■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:吾妻
場所:池田市西本町6-17
時間:10:30~18:00 火休(祝日の場合は翌日)
電話:072-751-3644

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by nonbe-cclass | 2018-06-13 23:16 | 阪急池田 麺類 | Comments(0)


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