「どんなけ江戸っ子やねん」
この週、半分は東京だったので、ちょっと東京方面のネタが続くけどごめんちゃい。
3日水曜日、夕方から東京入りし仕事を終えた後、新宿で泊まることになった。
東京は週はじめにえらく雪が降ってたけど、この日も随分と底冷えする寒さだった。
仕事終えてホテル入って落ち着いたのが結局21時前くらいだったかな、とりあえず、どこかで「一杯やっか」とホテルを出ることにした・・・
が、雨。傘なかったけど、少しは店探してみようと近くをウロウロしてみた。
そしたら、途中から雪に変わりやがんの。結構な降りっぷりだし、あまりウロウロしてるとC級呑兵衛に雪が積もっちまう。
仕方がない、お馴染みの「思い出横丁」にするか。
「結局、また丸庄か・・・」
行ったことがない店にしたかったんだけど、2度目で入りやすそうな「丸庄」に決めた。
「アイテルヨ、ドウゾ。美味シイヨ」
前のおねえちゃんじゃないけど、マニュアルは徹底してるようだ。
思い出横丁で軒を連ねる店の多くは、入口扉もない吹きっさらしなわけ。寒いんだけど、とりあえず最初はビールで。串は5本以上?だったっけ?いや、まあ全然それ以上食べるからいいんだけど。
一通り注文した後で、恒例の一押し、「ドテ美味シイヨ?食ベル?」
いや、すじ苦手だからとウソで切り返し、その場はそれで終わった。
今回のネタは、このおねえちゃんではなく、この店を仕切るおかあちゃんだ。途中で店に入ってきたんだけど、これがまた超個性派。店はおねえちゃんに任せて、おかあちゃんは「寒いねー」といいながら、酒を呑む。
「寒いねーコンチクショー。ここまで冷え込むのは民主党のせいだよ」
まあ、いきなり天候と政治を結びつける豪快トークに巻き添えをくう。
C級呑兵衛曰く「今日は寒い方ですか?」
おかあちゃん曰く、「ってんだよ。ここまでの底冷えなんて何十年やってきてるけど初めてだよ」
ま、こんなこときっかけにおかあちゃんとのトークが始まる。
「どんなけ江戸っ子やねん」と思う語りで気がきつい感じがするけど、逆にこっちからツッコミをいれると、照れくさそうに顔をクシャクシャにして笑う。
途中、かかってきた電話も相手は誰か知らないが、「バカヤロー来てくんないから寂しいって言ってんだよ。」チクショーベランメートークが炸裂する。
もう一人、男性が入ってきた。おかあちゃんとのトークからして、常連なのかな。
「どて美味いんだけど、食べるかい?」
C級呑兵衛もあわせて聞かれたんだけど、さっき断ったことを話した。
が、「何言ってんだよ、これは美味いんだよ。はい2つね」
おいおい。
おかあちゃん曰く「寒いから適当に帰るか」
ま、「そんなにいねーじゃん」とか思いながら、そこからの展開に面食らった。
「一緒にカラオケでも行くか?一人1万でいいから」
あのさあ、お初天神通りを歩いている時の呼び込みじゃないんだから。
そう思うが早いか、どっかの店に電話かけるわけ。で、こっち向いて「行く?」
いや、行かないって。残念そうに電話切ってるけど、当たり前やろ。
行く相手を選ぶ権利はC級呑兵衛にあるって(笑)
でも、適当なところで「お勘定」というと、「ありがとう!」とさっぱりした返りだ。気持ちいいねえ。
隣の男性客に「じゃあ、先に行きますけど頑張ってください」とエールを送る。
「え!?今日初めてここに来たんですか?」
すっかり常連と思っていた男性は今日初めての客だったのだ。あの、おかあちゃんのトークが凄すぎるのか・・・
「え?おかあちゃん、足元にストーブあるんかいな!」
底冷え言うとったやないか。
恐るべし、おかあちゃん。でも、こういったやりとり嫌いじゃなかったりする。
隣の男性客は無事、店を出ることができたのだろうか・・・
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:丸庄
場所:新宿西口商店街
時間:17:00~24:00 日月休
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