いやあ新宿といえば
「思い出横丁」ですな~
駅前のこの一画に、よくまあこれだけの店がひしめき合ってるもんだねー
この間、久々に夜の「思い出横丁」を訪れましたよー(朝から呑んだこともあったからね)。
10人が座ればもー、みたいな奥行きある小さなカウンター店がならぶ。両腕を広げれば狭い路地だ、それこそ両サイドの店に手が届きそうだ。どこもアジアの屋台が如く、扉も無く、焼鳥あたりを焼く煙がもうもうとしている。至る所から呼び込みも飛び込んでくる。
「アイテルヨ、ドウゾ。美味シイヨ」
ここにするか、と腰をかけたのは、
「丸庄」だ。
瓶ビールを受け取りながら、カウンターの食材とメニューを眺める。焼串で、バラ肉・ハツ・シロ(各150円)、あと春雨もらうかな。
一通り注文したつもりで「とりあえずそれで」って言ってるのに、「後ハ?カシラモ美味シヨ」と貪欲にプラスアルファを狙ってくる。
「え?じゃ・・・じゃあカシラももらおうか」
こらこら、春雨盛りすぎだって。器はみ出しちゃってるじゃん。「まったく、商売上手な店だなあ」と思いつつ、焼鳥を頬張る。
皿に盛られた惣菜のチェックに入ったおねえさん、
「コレモウ最後ダカラ食ベテ」
「え?それ注文しろってか?・・・じゃ、じゃあチジミ」
「まったく、商売上手な店だなあ」
一通り飲み食いして落ち着いたかなと思う頃、おねえさん曰く、「オミセ回転サセナイト駄目ダカラ」
オチは「そろそろ店出て下さい」だった。
タイミングが絶妙だったので、もちろん気分よく店を後にしたんだけど、すきがない学ぶべき商人根性ですな。
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:丸庄
場所:新宿西口商店街
時間:17:00~24:00 日月休