週末、C級呑兵衛ファミリーは祖母のいる白浜へ向かう。
白浜に行っても白良浜にいくでもなく、いつもベロ~ンとぐったりして終日酒三昧だったりするわけ。今回は、天気が微妙な感じだけど、「何かないかなあ」と少し車を走らせてみることにした。
白浜から国道42号線をさらに南下すると、途中で
日置川にあたる。ここを、川沿いに北上してみるか。ゆったりとして大きな日置川、山間を縫うように大きくうねる。おかげで、山道もクネクネだわ。八草の滝まで向い、対岸に見える山から勢いある滝と、セルリアンブルーの日置川。素晴らしい眺めですな。
日置川はとにかく水がきれいで、ところどころでキャンプや川遊びをする姿がみえた。
「・・・ん?」
こんなところに温泉が。
えびね温泉とあるのはいいんだけど、川の方指して「この下」って・・・車で坂を下りると、ありゃ、こんなところに。露天じゃなくて、ちゃんとした施設ですな。
浴槽は内湯1つだけなんだけど、オーシャンビューならぬ日置川ビューですな。温泉は完全かけ流し(シャワーも全部)だぞ。めっちゃぬるぬるする~いやあ、気持ちいい。
話変わって、日曜日。
白浜からの帰り、高速道路を途中で降りて御坊へ。ま、御坊から海南がどえりゃ~混むから「たまにはゆっくり地道で帰るか」ってのが表向き。実は、車は
学門駅に向かっていた。
「あっ・・・」
ちゃんと調べずに行こうとするから現場で驚くんだけど、めっさ小さい無人駅だった。
これ、
日本一短い営業路線をもつ紀州鉄道。え?営業キロ2.7km?
その中で、学門駅は学問を連想させるところから学業御守としても人気が高いそうな。
こてっちゃん(ちょっと鉄ちゃん)のC級呑兵衛は、紀州鉄道を見たことがなかった。そんな時に、踏切が鳴る。
このタイミングを狙って、シャッターチャンスをうかがう若者もいつの間にやら来ていた。
「ぬおーーっ!」
渋い・・・渋すぎる!
映画「ナイトミュージアム」じゃあるまいし、この車両が現役バリバリで動いてる・・・窓を開けてのんびり乗車を楽しんでいる人で一杯だった(しまった、そっち側にいたかった)。
写真は学門駅停車中の紀州鉄道。
なんか、この瞬間のノスタルジックさに鳥肌立っちゃったよ。鉄道ファンにはたまらない鉄道だったんだ・・・