さいたまを訪れて、「へーそうなんだー」と一番関心を寄せたのが、この
「大宮盆栽美術館」。
盆美ですよ、盆美。
今年、3月末に開館したばかり。

C級呑兵衛は、盆栽のことは全く分からない。だから、楽しめるかな?って正直思っていたわけ。
でも、色んな話を聞いてみると、「おいおい、それを知って観るのとそうでないのとでは、全然違うな」と感じたね。
移動中のバスの中で、ビデオが流れていたんだけど、盆栽のことも紹介してたのね。
足元(根の部分)が八方に根が広がっている、上に向かうにつれ細くなる、葉が短く美しい、枝が豊富に広がる・・・いい盆栽になるための条件が色々とあるんですな。
実際に、「大宮盆栽美術館」にも学芸員の方や盆栽士の方がいて、ここでも盆栽を目の前に色々と話が出来たのね。
その上で、盆栽を眺めていると・・・いやー「生きた彫刻」・・・まさにその通りだわ。
入口すぐの盆栽。どの角度からでも眺められるようになっている。大きなものなのに、これも定期的に取り替えられるそうだ。

今回は、プレスツアーということもあって、本来は撮影NGなところも許可をいただいてるんだけど、いざ、写真をとってみても、その迫力や繊細な部分は素人の写真では表現できませんな。
それは、悪いけど、実際に行って観てもらった方がいいわ。絵もそうだもんね、質感などは写真ではなかなか分からないから。
はい、すぐに出かける支度して。
でも、ほんと間近でみるといいよ。



これ、いちょう。

右手の小さいのは、石で家を表現してるんですな。
盆栽は、自然や情景の縮尺なんだ・・・

空間と盆栽というのも楽しめる。いくつかの和室と、各々に置かれる盆栽の妙。


敷地の中央は庭園になっていて、素晴らしい盆栽が並ぶ。
えーこんなに幹の部分が鉢からはみ出てるのに、重みでこけたりしないんだ。根の力も凄いな・・・

あと、盆栽だけでなく、鉢(盆器)や石(水石)や、歴史資料など盆栽を取り巻く美術品が並ぶ。
この後、近くの
「清香園」へ。盆栽の老舗、創業は江戸時代。
ここでも、手入れをされている方がいて、忙しいのに色々聞いちゃった。
「どんな木でも盆栽になるものなんですか?」素人は、そんな質問になるって。
でも、もともと葉の大きいものは避けるなど、一つ一つ丁寧に教えてもらっちゃった。