「以前はすぐに入れたんですけどね~今はなかなか予約とれないですよ」
イニシャルH氏が語る。
予約が取れたときには是非、という話が本当に実現した。
いやあ、有難い話ですなあ。
JR恵比寿駅から西へ、商店街をくぐり抜けた先にある。
鶏料理の
「軍鶏丸」だ。
暖簾をくぐると、何だか懐かしい空間が広がる。
少しのカウンターに6人・4人席がいくつかある程度だ。
お通しとして出てきたのが、野菜スティックに鶏わさ。
鶏わさは、表面を少し炙ってタタキになってるんだけど、出出しから美味い。
そして、手羽揚げ。外はサクッ、中はジューシー。
そして、串が順番にやってくる。
まずは、レバー。上にのったわさびと一緒にいただく。
焼きのレバーってモサモサするもんなんだけど、柔らかいし臭みがないし、旨みたっぷりですな。
次にぼんじりですな。C級呑兵衛の好きなアイテムの一つ。
小ぶりながらも、主張しよるなあ。うまい。
そして、ささみの梅しそ。
暫くすると、テーブルの真ん中に、炭と鍋がおかれる。
鍋って聞いてたから土鍋を勝手にイメージしてたんだけど、どちらかというと、すきやき鍋な感じ。
そして、「こちらをしゃぶしゃぶの感じで鍋の方でくぐらせていただければ」と、
レバー、もも、ささみ、砂肝。
いずれも生でいけるでしょ。その新鮮な鶏を、さっと鍋の出汁にくぐらせる。
こういう食べ方あるんだねー
酒はアサヒビールが販売してるんだけど、
麦焼酎の「不知火(しらぬい)」。
風味の良い酒なので、ついついゴクゴクッといってしまう。
鍋には豆腐、長ネギも入って・・・
ここで、つみれ登場。
これは、割烹着を着たお姉さんが、箸で一つずつ形作って鍋に落としていく。
これも、生でいけるところをさっと湯通し。
半生状態でのつくねをいただくんだけど、これが最高にうまい。思わず唸ったぞ。
あと、つくねを食べた後、つくねのつなぎに卵が使われてるのか、出汁の上澄み部分に浮くのね。
小さな器が運ばれてきて、この中に塩を入れて、ここに鍋の出汁を上澄みもあわせて入れる。
鶏スープですな。これもまた絶妙。〆にはうどん。
軍鶏という品種といい鮮度といい、そして、その素材を殆ど触らず、ごまかしのきかない贅沢な食べ方・・・最高だわね。
いやあ、勝負のために生まれてきた軍鶏に完敗ですな。
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:軍鶏丸
場所:
東京都渋谷区恵比寿南2-3-11電話:03-3760-3903
営業:18:00~22:00 日祝休