「へー、そういうのがあるんだー聞いたことないや」
メニューを見て、名前だけでは、どんなものか想像できない時はワクワクするし、頼んでみたくなる。今回もそうだった。
渋谷にある居酒屋
「魚真」だ。
長ーいカウンターが奥へと続く、天井も高く開放的で比較的大きな居酒屋だ。美味い魚料理が堪能できるとあって、店内は満員御礼。
まずは、久々にお目にかかった
加賀太きゅうり(400円)をいただくかな。
胡瓜をぽりぽりいわしているというよりは、やはりこの大きさだからウリの様な青さの風味が口の中で広がる。瑞々しくて美味いや。
造りがとても種類があるんだけど、ここのうれしいのは
単品メニューの中にはハーフというのがあること。
例えば太刀魚980円ならハーフは540円、イナダ880円ならハーフは490円。
ちょっとずつ色んなものを食べてみたい人にはオススメだね。
「たかべ!たかべって」え?店員を呼んでるんじゃないぞ。これ魚の名前。
C級呑兵衛自身、あまり目にする魚の名前ではなかったので、スタッフに「何系ですか?」と鉄道マニア風に尋ねてみた。
「聞いてきます」の後、暫くして
「お待たせしました。タカベ科です」
「・・・。」全く悲しいお知らせだった。何も判断することができない。
いや、でも
タカベ塩焼(980円)を食べてみることにしよう。
ほーほー少し小ぶりな魚なんですなあ。アジみたいね。
一応ね、後で調べましたよ。
そうしたら、スタッフの回答は間違ってないわけ。確かに「タカベ科」なのよね。
ただ、C級呑兵衛は赤身なのか白身なのかも判断できないから、そのあたりを確認したかったんだけどね。
結論からいうと
スズキ目ですな。そこでいくとアジと同じだ。
伊豆諸島あたりでは、それこそアジ同様、民宿の朝ごはんにタカベの干物や塩焼きあたりがでるそうな。
関西でも太平洋沿岸、串本方面では知られた魚のようですな。
あ、美味いね。
アジに近い感じはするけど、身がもう少ししっとりした感じで味わいがある。
みなさんも機会があれば、是非「タカベ、タカベさん」をよろしくお願いします。
酒は山形の
洌(れつ)、純米吟醸。
すっきりとした味わいとこの塩焼きのコンビネーションが最高だ。
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:魚真 渋谷店
場所:
東京都渋谷区道玄坂2-25-5 1F電話:03-3464-3000
営業:17:00~24:30