滾々と沸き出る泉・・・水が耐えることのないその姿から、長寿の水なんて伝説も生まれたりする。
全国各地で、そうした水にまつわるエピソードが耐えることなく、今でも語り継がれている。
いや~C級呑兵衛の場合は、泉は泉でもいくら呑んでも耐えることのない酒がいいですなあ。
欲を言えば、釣瓶か柄杓を変えれば味を変えられる、なんてことにならないかしら。
・・・ま、せいぜい
呑み放題プランが現実的なところだわね。
蔵内の井戸から地蔵が出たことから名づけられたという
「不老泉」。
滋賀県は高島市、上原酒造の酒だ。
高島市は、3年前、マキノ町や安曇川町など複数の町村を合併してできたところ。琵琶湖の北側をどーんと仕切っている。
スキー場がたくさんあるところですなあ。
代表的な山として比良山があるんだけど、この「不老泉」も、この山の伏流水を使っている。
今回は、「不老泉」の中でも、
純米大吟醸酒。
酵母無添加の本格山廃仕込で、かつ、木桶仕込(精米歩合49%)。
口に含んだ瞬間、「わ、メロンみたい」(あまり表現力が豊かでないもんで)。米の甘さとは思えないフルーティさに驚いた。
だからと言って、くどい甘さでなくて、それはさっと消えて旨さが残る。
こりゃあ、呑んでしまいますなあ。
・・・あかんあかん。今は呑み放題プランじゃないから。