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C級呑兵衛の絶好調な千鳥足

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2007年 03月 23日

新橋の居酒屋「野焼」

「・・・だって、宮城でだってそうなんだから。」
新橋駅前で人垣を作り、笑いの一つでもとってんだもの。その人垣の先に見えるのは、浅野史郎氏だった。

新橋の居酒屋「野焼」_e0173645_12004910.jpg

それを横目に狭い路地へと急ぐ。
軽く立ち呑みのできるところがあればいいが・・・

そんな中、見つけたのが「野焼」だ。
「いやあ、ここなら」と安心して外カウンターに手をおいたが、「あ、何だ店内もあるんじゃん。」
というよりも、明らかに店内の方が人がいっぱいだし、シェア的には立ち呑みは完全にヤラれている

新橋の居酒屋「野焼」_e0173645_12011453.jpg

ま、でも本当にサクッと終わりたいし、このシチュエーションを求めていたからこれでいいや。

炭火で焼く串から、モクモクと煙が夜空へと舞っていく。
大将の慌しさとこの雑然とした空間が、かえって食欲をそそるねえ。

瓶ビールに砂肝とネギマ(1本110円で2本より)を頼んだ。

新橋の居酒屋「野焼」_e0173645_12015698.jpg

ふと見ると、「新橋は人情あふれる路地裏か」
いいね、関西のノリもそんな感じなんだけど、東京のいなせな感じの中で繰り広げられるコミュニケーションも好きだ。

横にはおやっさん二人が立ち呑み。常連なんだろうね。
一人が店の大将に、
「熱燗おかわり。さっきのあれ常温だよ。全然熱くなかったし。」
すると、大将、
「あれ?おっかしいなあ~」と言いながら徳利を下げる。
その後、燗をするんだけど、湯からあげるとき、わざとその客に向かって「ア、アツ!」とプロモーション活動。
それから客に出していた。その白々しさに客もクスッとくるわけ。
でも、それは「常温だよ」の投げから始まっているコミュニケーションだ。客は酒を待つ間、大将からの返りを楽しんでいるのだ。

さらにかわとてっぽう(腸)を注文して、隣の客の会話をBGMに新橋の夜を楽しんだ。

新橋の居酒屋「野焼」_e0173645_12015866.jpg

■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:野焼
場所:東京都港区新橋2丁目8-16 石田ビル1F
電話:03-3591-2967
営業:15:30~22:30 日祝休

by nonbe-cclass | 2007-03-23 23:35 | ・居酒屋めぐり(東京) | Comments(2)
Commented by いたばし猫たろう at 2007-05-03 11:52 x
はじめまして。
お邪魔いたします。

新橋での素朴なコミュニケーションのお話。
楽しく拝見しました。
そういうコミュニケーション、いいですねー。

またお邪魔します。
Commented by C級呑兵衛 at 2007-05-03 17:49 x
いたばし猫たろうさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

一人で呑むことも結構多いので、こうしたコミュニケーションにはすぐ反応しちゃうんですよね。アットホームな感じがいいですよね。


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