21日の日曜日、ホテルグランヴィア大阪で仕事があった。
基本的には懇親会なので、このイベントでもお酒を飲もうと思えば飲めるのだが、なにぶん司会進行していたので、マイクを通してヘロヘロなところはお見せできないわけ。
昼食をかねたバイキング形式だったので、イベント終了が14時頃。・・・と、
次のアクションを起こすには微妙な時間となってしまった。
このまま家に帰るにはもったいない。これだけお天道様が俺を照らしてくれているんだ。
・・・って、向かった先が十三。
しかも、日中でも日差しが差し込みにくい「しょうべん横丁」。ちょっと通りを歩いてみる。ま、休日だしこの時間だから殆どの店が閉まってるんだよね。
で、開いてる店を見ると
客が満載でございます。
店を物色しながら「おいおい、こんな時間から呑んで・・顔真っ赤やんけ。アホちゃうか。」
と思っている自分がね、ここにいるわけ。
しかも、
これからその世界に飛び込もうとしてるんだから。
「イラシャイマセ~」中国語なまりの日本語で威勢よく呼び込みをしている若い女の子と目が合ったので、結局、この店の暖簾をくぐってみることにした。
「しょうべん横丁」の中でも最も十三らしいとも言える
大衆酒場「吾菜場」だ。
入口に近いカウンターに腰をかけ店内を見渡すと、競馬中継をやっているテレビに首っ丈のおやっさんが数多く見受けられた。
「ここはあんたの家か!」というくらいにゆるい空気が流れる。人が入れ替わり立ち代り出入りするが、概ね1000円以内のお勘定だった。
いや、安いのよね、確かに。
生ビールは380円。写真は「つぶ貝の旨煮」(400円)だが、メニューの中では高い方だ。
とりあえずのところでは「きずし」(350円)を頼んだが、途中ホワイトボードに書かれた「赤なまこ」を注文しようとすると、女の子は
まるで初めて聞いたキーワードだったのかフリーズした。
読みも出来なかったので指差しても理解してもらえず、結果、もう一人のもう少し流暢に話す人が替わりに聞いてくれた。厨房の大将は不安そうだったが、そういうのも愛嬌愛嬌。
気分がのってきたので、途中で日本酒に切り替え、その後、イカの造りをアテにひっさびさに
にごり酒を飲んでみた。
もう夕方にはすっかり出来上がって、阪急十三駅に向かった。
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:吾菜場
場所:
大阪市淀川区十三本町1-2-5電話:06-3608-1732