寺院の
正式名称「高野山真言宗 鉢多羅山 若王寺 釋迦院」↓
通称「尊鉢厄神」(そんぱちやくじん)
↓
普段「そんぱちさん」「そんぱっさん」の
厄除大祭に行ってみた。
20時半は回っているが、参拝客が次から次へとやってくる。
住宅街の中に静かにある若王寺は、
普段のかなりラフな呼ばれ方からしても、地元に親しまれている寺院だ。
門前の決して広いとはいえない道路に所狭しと露店が並び、境内にも露店が出ている。
境内に入り、すぐ右手にある石段をのぼると厄神殿がある。
このほんの少しの距離感と空間が、直感的な「和」を感じさせる風情で好きだ。
かなり以前だが、大晦日にも来たことがあり甘酒を振舞ってもらったことを覚えている。
その時にも感じたことだが、結構な人手なのに
何故か「静か」なのだ。今日もやはり、そう感じた。
「ざわざわしている」か否かではなく、瞬間的に感じるこの空気ってなんだろうなあ。
嫌な空気でもなく厳かな空気でもなく、何だろう上手く表現できないが、これが
和の静寂なんだろうか。
何も行事もしていない閑散期に、さりげなく立ち寄ってみたい気がする。
因みに、
若王寺は「わかおうじ」でもなければ「じゃくおうじ」でもない。
「にゃくおうじ」と読む。