阪急十三駅から、阪急京都線にそって東へてくてく。もうすぐ南方駅じゃないのかというところに、木川というエリアがある。静かな住宅街が広がり、アーケードの木川本町商店街が突然に姿を現したりする。
住宅の合間から、青空に伸びるシルバーな煙突が光る。
銭湯好きには有名かな。
やってきたのは、
銭湯「新木川温泉」だ。
家が密集する住宅街の中に、忽然と姿を現す、このノスタルジックな光景に驚く。
木造校舎のようで、壁面をブルーに装ったこの雰囲気、まるで芸術祭のためにクリエイターが創作したかのようだ。入口はアーチになっていて、モザイクタイルで装飾されている。
いやーしばらく眺めていたいですな。
一歩中に入ると、ザ・銭湯な下駄箱と引き戸。
下駄箱の鍵も、渋いコンドルデザイン。
中に入ると番台は番台なんだけど、フロントのように、おとうさんがこちらを向いて出迎えてくれるタイプだ。
おとうさんの後ろには、この距離感でその大きさいるか?と爆笑するくらい大きな時計がかかっている。
番台から右に入ると、脱衣所があるんだけど、左奥に折れてさらにロッカー、そして浴場入口とちょっと変わった構造になっている。
2列蛍光灯が3基、淡い水色の木板天井、壁面は板張り。
時間が夕方なので電気がついてなくて薄暗いんだけど、それが逆にめっさいい感じ。
ロッカーは56、床は竹・籐タイプ。中央には休憩用の椅子、壁際にはマッサージ機が2つ置かれている。ドライヤーはOMRONコインタイマー(20円)。
浴場内・・・高天井に天窓。壁面は上半分から上はブルーペンキ。下は白タイル。床面もタイル敷き。なかなか年季の入った空間だ。
カランは12あって、うち、固定シャワーがあるのは11。桶はケロリン。
中央に主浴槽があり2m×2mほどかな。腰掛け・浴槽部分が石打ちになっている。あと、湯船の中央に鉄柱があり、ここから四方に湯が噴射している・・・いわゆる、ヘルスパーですな。
浴場奥には、横長2m×50cmのバイブラと、こじんまりと長寿湯薬湯、電気風呂がある。
お湯は40度くらいかしら、あたりが柔らかく頃合いな湯加減だ。そうそう、冒頭の写真、煙突の手前に木材が写ってるでしょ。「新木川温泉」は、薪で湯を沸かしている数少ない銭湯だ。芯までぽっかぽかに温まるぞ。
気になる人は是非。
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:新木川温泉
場所:大阪市淀川区木川東2-9-21
時間:15:00~23:30 金休
電話:06-6302-0926
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