玉造の居酒屋「大枡」

旅に出ると、やっぱりご当地のものを食べたい・・・いや、食べることにしているC級呑兵衛。
そういや、関西にいながらにして、各地の郷土料理を食べに行くことって、あるようでないなぁ。パッと思いつくのは、沖縄料理くらいかしら。
そんな中、今回おじゃましたのがJR大阪環状線玉造駅近くにある「大枡」
なんと、島根県のうまいもんが楽しめる店だ。

さっそく最初は、宍道湖白魚(しらうお)造りから。
島根といえば宍道湖が有名だけど、郷土の味として「宍道湖七珍」と呼ばれるものがある。ヤマトシジミをはじめ、この白魚もその一つだ。
半透明な小魚なんだけど、肉厚でムニッとした食感、噛むほどに爽やかな苦みと甘さがほんのりやってくる。鮮度が良くないと、お造りは難しいだろうね。
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因みに、C級呑兵衛も初めて知ったんだけど、白魚の数え方って変わってるわけ。条(すじ)だそうで、1条2条・・・でもって、20条まとまると1樗蒲(ちょぼ)になるという。

さて、島根にこだわるのは食べ物だけでなく、お酒ももちろん。島根の地酒だけで20種類ほど取り揃えているそうな。ニャハハ・・・そんな、みんな出してこなくてもいいですよぉ。
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これまた酒飲みにはたまらんアイテムですな・・・こちらは、野焼(のやき)。出雲エリアで、あご野焼と呼ばれるものですな。「あご」というのは、トビウオのこと。見た目からも竹輪蒲鉾なんだけど、ちょっと・・・大きいですな。食感が他の竹輪に比べて、かなり歯ごたえがしっかりして、噛むほどに魚の風味が活きてくる。
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これも初めてやな・・・こちらは、赤天
島根の中でも石見エリアのご当地グルメ。大将曰く、出雲エリアの人も知らない人があるかも・・・実は、島根出身の大将も知らなかったそうで、お客さんに教えてもらったという。同じ島根でも、石見・隠岐・出雲と、地域性があるみたい。
野焼もそうだけど魚のすり身で・・・これは鱈ですな。変わっているのは、これと唐辛子を練り合わせてるんだよね。食べてたら、どうにもピリピリしてくるぞ・・・表面はパン粉で揚げていて、軽いさくさくとした衣になっていて、もちもち食感とよく合う。美味しいわぁ。
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もずくというと、沖縄が有名だけど、こちらは島根(中国地方)の細もずく。まあ、繊細な食感でたまりませんな。
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色んな島根の食材を扱うお店なんだけど、額縁みっけ。
一瞬、地産地消の緑提灯を思い浮かべたけど、「縁結び美味しまね」・・・島根県が、島根県産の食材を使う関西の飲食店を認証するプロモーションをやっているそうで、24店舗ある中で、この「大枡」、認定の第1号店なんだって。
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こちらはキンキにのどぐろ。
のどぐろが島根で水揚げされたもので、ふわっとした白身がウメー。また、この煮付の味付けがいい感じなんだわ。
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そして、出雲そば。蕎麦の実を皮ごと挽くから黒っぽいのが特徴、田舎蕎麦ですな。香ばしい風味がよくて、ほどよい歯ごたえがグー。
出石が皿蕎麦なら、出雲は割り子。三段重ねの丸い漆器でやってくる。つゆにつけて食べるのではなく、この蕎麦にかけて食べるスタイル。
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酒は、隠岐酒造「隠岐誉」の大吟醸を。これ清酒(醸造アルコールが入っている)なんだけど、添加量が少ないから大吟醸でいけるわけね。フルーティな甘さがあるんだけど嫌みがないわけ。すっきりまろやか。
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この辺りからは島根とは少し離れるけど、「大枡」のこだわり食材を色々と~
先ほどの白魚もありますなぁ、お寿司をちょいと。ウニ甘いわぁ。
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お!本物のはりはり鍋か。だって、他の店とかだとはりはり風とかあるんだもん・・・わお、たっぷりくじらが入ってますな。このダシがまた美味い!
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いやいや、大将、持ってきすぎ・・・かにみそに、かにしゃぶ。美味いに決まってるじゃん。
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鍋つつきながら「王禄」超辛純米。瑞々しい軽やかさ。
そして、日本海酒造の「水澄みの郷」は、酸味が少なく甘みがきてまろやかな滑り出しなんだけど、最後にピリッとしめる感じ。
変り種、これは隠岐酒造の「わだつみの精」。これ、焼酎なんだけど海藻焼酎。少し黄色がかっているけど古酒。海藻焼酎「いそっこ」を樫樽で完熟貯蔵したものなんだって。
40度という高いアルコール度数だけど、そのきつさを感じさせない。風味がいいですな。
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旬のお野菜食べたくて・・・で、出してもらったのが、筍の土佐煮
この盛り付けどうよ。花かつおの香りがもー
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しゃくしゃくでホックホク。朝掘りだそうな。一緒にいた一人は筍嫌いなのに、これめちゃくちゃ美味いと唸っていた。ホント、これは美味いわ。

そして、春野菜の天ぷら。ふきのとう、菜の花、筍、タラの芽だね。
「この天ぷらには」と、板前さんが「隠岐誉」を38度のぬる燗で出してくれる。米の旨味が分かる温度で、まろやかなのに、すっきりとした味わい。「酒に合う料理、料理にあう酒、そうした提供をもっとしていきたいですね」、こういうの是非やってほしいよね~
天ぷらは、ふわサクの衣に、ん~やっぱり、この苦みが最高。
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「大枡」では、シメに赤だしが出るそうな。普段は魚のあらが入るそうだけど、今回、特別にはまぐりにしてもらっちゃった。うめー
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島根にこだわる、純粋に島根が好きな大将が33年続けてきた「大枡」には、島根出身の人達が多く集う。
地元愛にあふれる郷土料理が、大阪で味わえるなんて嬉しいよね。日本海の恵みを、我々も楽しませてもらいましょ。
お酒も充実しているので、是非!

■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:活旬 大枡
場所:大阪市天王寺区玉造元町3-2
時間:11:30~14:00、16:00~23:00(L.O.22:45)
電話:06-6768-9768
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by nonbe-cclass | 2012-02-22 00:07 | ・居酒屋めぐり(関西) | Trackback | Comments(0)  

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