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C級呑兵衛の絶好調な千鳥足

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2012年 02月 19日

南森町の居酒屋「あじわい酒房あづま」

日本酒が好きな人なら、このお店いいんじゃないかしら。
地下鉄南森町駅から数分のところにある「あじわい酒房あづま」だ。ビルの1階、細い路地を入ったところに店がある。カウンターに、4人掛・6人掛テーブル席1つずつという小さな店なんだけど、酒好きにはたまらない雰囲気だ。
店に入ってすぐ右手にある冷蔵庫には、たくさんの日本酒が並んでいる。

日本酒を呑む気できたんだけど、とりあえず、最初だけはビールで少し喉を潤したい・・・「であれば、グラスで出しましょか。」
まぁ同じことを考える人がいるもので、「このサイズが意外と、よー出るんですわ」
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予約をした時に、「一人で用意をしますので、お出しするのに時間かかると思うので、最初にお造りあたり用意させていただいてもよろしいでしょうか」
その、予め用意いただいたお造り盛り合わせ。「特に、今日のタコは最高ですわ」
確かにこのタコ、筋肉質な食感に噛むほどに出る甘みが半端じゃない。ウメー
トロに金目鯛、ウニ…豪華ラインナップですな。まぁ、脂がのって美味いこと。
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最初の酒は、クセのないバランスのとれたお酒がいいなぁと思って、「而今」純米吟醸 八反錦 火入れを。店の主人曰く、「魚料理にはあんまり合わないんですけど・・・」
誤解されては困るんだけど、さっき「クセのないバランスのとれたお酒」が呑みたいと言ったのは、刺身が目の前にあるからで、それを押しのけた酒だと具合が悪い。「而今」は、酵母のシュワッシュワとしたはじける口当たりが特徴でもあるので、それが淡白な魚の味には合わない、ということだ。
が、店の主人は続ける、「でね、これは実は去年の酒で、ちょっと間置いてあるんですわ。」、キレと旨味は残してシュワッシュワ感を抑えたわけですな。んーやっぱり、このバランスいいわぁ。
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次は、これは単純に名前が気になったところで、「亀齢ちょぼ」本醸造。「さっと過ぎてく毎日でも、ときには心にヽ(ちょぼ)印。」、なるほど、ほっこりできる味わい。これ、燗もよさそうですな。
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こちらは、愛媛は岬町のじゃこカツ(480円)。
じゃこ天の揚げる前の状態をカツにしたんだって。ん~魚の風味がよく出て美味いなぁ。
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そして、北海道産ししゃも(480円)。オス・メス各1尾(手前メス)ですな。柔らかい~いかん、酒が進む。
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酒は、「山間(やんま)」5号純米無濾過生原酒を。もともと、東京の焼鳥店がプライベートブランドとして出していたものが、その美味さが評判を呼んで、全国に向けてデビューしたものだそうな。フルーティな甘みではあるんだけど、旨味しっかり、後味は小気味のいい酸味で締めるって感じ。
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「さっき、ちょぼ呑みはったでしょ、これ、いっぺん飲んでみて下さい」
と、出てきたのは、「亀齢八九」五段仕込無濾過純米。これ、そうとうマニアックみたいですな。
五段仕込みなんてそもそも聞かないよな・・・「八九」というのは、五段の最初のモト造りだけ麹米の他に蒸し米を使って、後半の4段は、すべて米麹を使ったているとか。つまり、ほとんど麹(89%)と水で作られた手間暇かかったお酒という事ですな。甘口の酒ながら、そう感じさせない旨味とキレがありますなぁ。美味い!

さ、こちらは、のど軟骨スモーク(380円)。豚ののどなんだけど、スモークの風味をたっぷり味わいながらも、コリコリ感がたまらん。
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そして、のど軟骨に対抗するわけではないけど、氷頭なます(380円)。骨骨した感じはなく、どちらかというと、なまこを食べているような食感だ。
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太いアスパラ・・・この根の部分硬くないのかいな・・・うわっめっさ柔らかい!
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清涼感のあるお酒を・・・「五凛」純米山田錦にするか。おぅ、相変わらずクリアだね~ウメー
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北海道産のあん肝(780円)は、生の状態で仕入れているもの。口に入れると、いつも食べる舌触りとは違って、とってもなめらか。
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それと、さっき氷頭なますの食感から派生して、なまこ酢頼んじゃった。このなまこが、また・・たまらんて。なんで、こんなべローンとなってんだろ。普通だと、「あれー溶け出してるじゃん」と鮮度を疑ってしまいそうだけど、これ、「んー塩水につけてるだけでですけどね」。大きくカットしてて、これ食べた時の歯ごたえが、見た目と違って、めっちゃコリコリ。これは美味。
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日本酒は、700~800円代がほとんど。60種類は超えるラインナップだって。
値段を700~800円代と書いたけど、これは160ml(1合弱)の値段。色んな日本酒を楽しめるように、これのハーフ(80ml)というのもあるぞ。あと、日本酒はすべて燗が出来るラインナップになっている。
店の主人がきさくで、酒の話がとまらない。面白いわぁ。あまり客を回転させたくない、一度来た客にはゆっくり楽しんでもらおうという考えがあるので、こりゃ呑まないわけにはいきませんな。
予約必須、是非!

他に色々呑んだんだけど、紹介しきれないので、それはC級呑兵衛facebookで紹介するね。

■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:あじわい酒房あづま 天満宮店
場所:大阪市北区天神橋2-2-8 大阪屋南森町ビル1F
時間:17:00~25:00(L.O.24:00) 日祝休
電話:072-761-6803

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by nonbe-cclass | 2012-02-19 13:32 | 天満・天神橋筋 居酒屋 | Comments(0)


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