青い暖簾をさっとくぐる。
「おやじ、鍋やっとくれ。それにお酒もだ。・・・おや、源さんも一杯やってるね。随分とご機嫌じゃないか。」
な~んて小芝居が映える店を紹介しておこうかな。
浅草の
「駒形どぜう」だ。
会社でイニシャルF氏が、「この間行って美味かった」と絶賛しパンフレットまでもらったので、機会があれば行ってみようと思っていた。
どじょうですな。
都営浅草駅をでるとすぐのところにあんるんだけど、ここだけ妙に江戸時代。
それもそのはず、創業享和元(1801)年。徳川家斉の時代ってか。
中に入ると、目の前に広い桟敷席がひろがっている。
靴を脱ぐと番号の書かれた大きな木札を渡され、その桟敷へあがる。雰囲気あるねえ。
そのまま座布団に腰をかけて、メニューをみる。やっぱり、どぜう鍋は食べてみたかったので、
なべ定食(2450円)にする。
暫くすると、田楽と、炭の入った一人用の鍋がやってきた。
浅い鍋には既に煮込んであるどじょう。
「既に煮込んでいますので、こちらのネギをお好みでいれて食べてください。」
刻んだねぎがよこにわさわさ盛ってあるので、どわっと鍋の上に落とす。
これで、小皿に装って七味や山椒をかけて食べる。
どじょうの臭みは全くなくて食べやすいぞ・・・ねぎがうまいね~。これねぎたっぷりいれないと。
炭だから鍋のダシがなくなってくるんだけど、割り下で調整できるのね。
御飯にもあいますなあ。酒が呑めないのが辛い。
定食の中には
どぜう汁もある。
とろみのある味噌、甘味があって美味しいぞ。
これもたっぷりのねぎと七味でいただく。
関西にはない味と雰囲気が良かったですな~
次来るときは、こだわりの酒を楽しんでみたいもんだ。
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:駒形どぜう
場所:
東京都台東区駒形1-7-12電話:03-3842-4001
営業:11:00~21:00