C級呑兵衛もどちらかというと持久力がある方だと思うのね。時間に追われる日々でも何とか体調壊さずに頑張ってるわけ。
・・がね、最近ちょーし悪いのよね~年のせいかしら。疲れがとれないわ。
ま、育ち盛りで遊び盛りの30半ばにして、そんなこと言ってちゃあいかんですなあ。
そんな気分で今日も東京出張。東京モノレールで空港から浜松町へ向かう。最近は快速が頻繁に出て便利になったねー。
浜松町近くまでやってきた頃、「今日の昼は何にするかなあ」といつものように考える。
ふと車窓に目を移すと、
高速下の川にいくつもの屋形船。浜松町のビル街近くに、何だか下町っぽい雰囲気がする一画。
「何かあるかもしれないぞ。」とC級呑兵衛特有の街めぐり本能がアンテナを張り出した。まだまだ疲れ知らずですなあ。
実はこの一画、
古川といって江戸期、将軍に魚を献上してきた漁師町だったのよね。
ここが、屋形船の出発場所としていくつもの船宿が並ぶ。「縄定」の面構えは江戸の情緒たっぷりだねえ~。
さてさて、何か食べるところは・・・と。
ん?えらい派手な看板が気になるなあ。
「あーなるほど~。そうかあ久々だしこれにするか。」
アフリカンレストラン&バー「カラバッシュ」だ。
おいおい、前置き読んでいると寿司か天婦羅が出てくるような勢いなのにアフリカ料理って。
間逆というか、全く想像つかないくらいの方向転換。
ま、C級呑兵衛のアンテナってそんな感じ。
ただ、言っとくよ。気持ちは同じなんだよ。
現地で「おい、こんなところにアフリカ料理かよ。」って一人ツッコんできたから。
店内はいい雰囲気だぞ。少し明るさを落とした照明に、ウッドベースの広い空間。あ、これ夜はライブあるんだろうなあ。
限定30食のランチメニューがあって、サラダとコーヒーが付いて800円。アフリカ盛りだと1000円だ。
・・・アフリカ盛りってどういう状況なんだろうね。素直に考えると大盛りなんだけど、ひとくせアトラクションを期待したいところだ。
何にするか悩んだ。味に想像つかないから。
で、店の人に尋ねてみたら、「あっさりしたものより、しっかりとした味で食べ応えがあるならこちら」ということで、
C級呑兵衛は、
チェナ ビーフ・ソースというのにしてみた。ガーナ料理なんだって。
油椰子のナッツをベースに西アフリカ特製スンバラを隠し味にしたシチューだそうな。
このスンバラなんだけど、豆のような形をした木の実で、この種を天日干しした固形調味料だそうで、風味は納豆のようなんだって。
スープやシチューなどに入れて味付けするときに使うのだそうだ。
カレーのような感じでしょ。とてもコクがあって美味いぞ。
で、このほのかな臭み、ラーメン屋の脂の味っていうのかしら、これがスンバラの味なのかな。あ、でもこのクセがクセになるなあ。
他には
サガサガ(マリ料理:マトンとオクラ・ほうれん草を煮込んだソース)、
クスクス(マリ・セネガル料理:世界最小のパスタのクスクスをマリ仕立てのコク旨ソースで)、
チェブヤップ(セネガル料理:お肉の炊き込みピラフセネガル仕立て)なんてのもあったぞ。
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:カラバッシュ
場所:
東京都港区浜松町2-10-1 浜松町ビルB1電話:03-3433-0884
営業:11:30~14:00、18:00~23:00 日祝休