出張中、同タイミングで東京に出張していたイニシャルH氏と食事をすることになり、表参道で待ち合わせることにした。
思ったよりも早く現地へ来てしまったので、そこはC級呑兵衛、既に赤提灯を探して通りを歩いていた。
ところがねえ、ここ表参道でしょう。期待する赤提灯が見つかるわけないのよね。
「・・・お、こんなところにあるか。」それは居酒屋ではなく、
銭湯だった。
赤提灯同様、こんなところに銭湯がある、その意外性に惹かれた。
石橋の銭湯は、何かと設備が充実していたり建物がリニューアルしていたりと、比較的今風なんだよね。
けど、この清水湯は「懐かしい」、いや昔から変らない時間が流れていると感じた。
気がつくと男湯の暖簾をくぐっていた。
全くの手ぶらだったんだけど、そういう客向けにタオルとシャンプー・ボディーソープをセットにしたものも用意されている(100円)。
入浴料金は430円。小銭をジャラっと番台におく。
客は他に2人程度でほとんど貸切状態だった。
浴場に入ると、大きな天井に、奥の壁面には細かいタイルで描かれた山の画(富士山じゃなかったね)。
男湯女湯も完全に区切っているわけでなく、天井は一つ、洗い場の壁を適度に高くしている程度なので、お互いの声が近い距離で聞こえる。
「ぬあっ!アツ!」ちょっと熱めの湯船にゆっくりと浸かり、ぼーっと天井を眺める。
昔、池田西本町に住んでいた頃、家に風呂がなくて毎日家族で銭湯だった。
風呂あがりのジュースを楽しみにして、風呂からあがるタイミングを「もうあがるかー」「わかったー」なんてやり取りしてたなあ。懐かしい。
風呂からあがり、ラムネを飲む。瓶にあたるビー玉がカランカランとにぎやかだ。
・・・ふと、縁側を見つけた。
年季の入ったガラス戸を開けると、小さな池があった。涼みがてら縁側に腰をかける。
表参道は華やかな時間を楽しむ人たちで溢れているんだけど、
その同じ時間で、こうして静かに時間を過ごしている自分が何となく優越感に浸っている気がした。
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:清水湯
場所:
東京都港区南青山3丁目12-3電話:03-3401-4404
営業:16:00~24:00 月休
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