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C級呑兵衛の絶好調な千鳥足

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2007年 03月 07日

石橋の居酒屋「一福亭」

そうかそうか・・・そういうのもあるか。

東京からの帰り、仕事でムカムカしていたので「ちょっと一人で飲んでから帰る」とだけ家に連絡を入れて石橋駅周辺をぶらついた。

一人で静かに自分のペースで飲みたい傍ら、適度な距離感で店の人と話せるくらいが理想だが・・・
いやあ、そうは言ってもこのブログを書いていると、やっぱり「行ったことがない店に行こう」という力が作用するわけ。

そんな中、前から気になっていた店の暖簾をくぐることにした。
「一福亭」だ。
焼酎のラベルがいくつか店の外に貼られている。外観だけだと一瞬、割烹の様相を呈しているが、中に入ると少し緊張感はほぐれる。
おかあちゃんが一人で切り盛りする居酒屋だ。

カウンターに腰を掛けるが、どちらかというとぶっきらぼうな感じのおかあちゃん。
「何する?」に始まり、「どんな感じ?ご飯食べてきたの?」
最初思ったわけ、「あ、苦手かな。こういうの。」

でもね、「野菜たっぷり摂り」と一言添えて出てきた和え物
確かに馴れ馴れしい感じの話し方だが、ぶっきらぼうに見えただけで、実は酒好きで話好きなおかあちゃんだった。ほんと、家に帰ってきた感じだね。
石橋の居酒屋「一福亭」_e0173645_1937975.jpg
この店には食べ物のメニューが全くない(だから最初びびったって)。

その代わり、「何食べたい?どんな気分?」と聞かれる

「魚の焼き物かあぶりものが欲しいなあ。」というと、色々と確認をし出した。
出てくるまで少し時間がかかっていたので、「何だ?量出てきても困るし高いものが出てきても困るなあ。でっかいほっけ一枚なんか出てきた日にゃあお手上げだ。」

・・・すると「お待たせ。」
意外にも、長皿に3品の焼き物がのっていた。どれも頃合のサイズだ。
焼きまて貝、ぶり焼き、そして焼き竹の子だ
酒呑みには有難いまて貝、貝の旨みと塩味がいいねえ。サイコー。
ぶりの焼き香ばしい味に魚の甘味が絶妙、そして竹の子なんか味が栗だもの。甘くてホクホク。
石橋の居酒屋「一福亭」_e0173645_19371715.jpg

「メニューはないけど、自分が美味しいと思わんものは出さん。食材には自信がある。」説得力あるよなあ。

店を出るときには外まで出迎えてくれ、「気付けて帰りや。また来てな。」
石橋にもあるんだね、こういう店が。

そうかそうか・・・そういうのもあるか。

■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:一福亭
場所:池田市石橋1-8-10 ステーションプラザ2F
電話:072-763-1429
営業:23:30まで

by nonbe-cclass | 2007-03-07 23:34 | 石橋阪大前 居酒屋 | Comments(0)


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